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http://www.dancing-chaplin.jp/

2009年にバレリーナを引退し、女優に転身した草刈は本作が自身の
“ラストダンス”となった。草刈は「街の灯」の盲目の花売り娘をはじめ
全7役をこなし、36年のバレエ人生を締めくくっている。

バレエを知らない人でもその魅力に引き込まれていく稀有な
映画だ。映画の後はバレエの舞台を観てみたいという気持ちに
してくれる。

草刈も
「監督はいつも、『自分が面白いと思う
世界を、映画を通して伝えたい』と言い
続けてきた。この作品はその集大成に
なった」と共に自信のほどをうかがわせる
コメントを残した。

舞台挨拶後の囲み取材に応じた二人は今年で結婚15周年を迎えたが、
草刈は「いつも結婚記念日を忘れてしまうんです」
周防監督は「僕はちゃんと覚えていますよ」と笑顔で答え、
結婚以来ずっと変わらない仲むつまじい姿を見せた。

映画『シコふんじゃった。』、『Shall We 
ダンス?』、『それでもボクはやってない』
などで知られる周防正行監督の最新作
『ダンシング・チャップリン』の完成披露
試写会が、都内劇場にて開催され、
周防監督と草刈民代が夫婦そろって
舞台挨拶に登壇した。

本作は、フランスの名振付家のローラン・
プティが、チャップリンの名作『街の灯』
『チャップリンの黄金狂時代』などを題材に
演出したバレエ作品「ダンシング・チャップリン」
(1991年初演)を周防監督が映像化。

映画化までのバックステージを追ったドキュメンタリー部分が第一幕、
5分の幕間を挟んで、スタジオで撮影されたバレエ部分の第二幕を
周防監督が再構成・演出・撮影している。

プティの手によるオリジナルのバレエで主演を務めてきた名ダンサーの
ルイジ・ボニーノ(60歳)、「彼の代表作であるこのバレエを記録として
残したかった」と周防監督。
同時に「(バレリーナとしての)妻を撮影する最後のチャンスだと思った」と
本作を製作するまでのいきさつを明かした。

約15年ぶりとなる夫婦のコラボレーションだったが、周防監督は
「夫婦という意識はなかったですね。バレエについて相談できる
相手がすぐ近くにいるから、やりやすかったですよ」と振り返った。

草刈は、「私のラストダンスを映像に残せてもらえて嬉しい。
緊張せず、やりづらさもなかった。のびのびできたし安心感も
あった」と感想を述べた。

完成した作品の感想を尋ねられた草刈はバレリーナとして第一線を
退いても、まだまだバレリーナとして自身のダンスを“審査”してしまうようで、
「まだ、踊り手の目線でダメなところばかりが目についてしまって、客観視
できないです」と苦笑。

おしどり夫婦の秘訣について草刈は
「こうあってほしい、と相手に対して強く望まないこと」と答えていた。
監督は、「カメラ越しの妻は、きれいでした」と素直に妻を称賛し、
「次の15年もよろしくお願いします」と愛情溢れる言葉をかけていた。

4月16日より銀座テアトルシネマ他にて
全国公開

取材・撮影 福住佐知子

[4月9日アップ]


オフィシャルサイト

http://wwws.warnerbros.co.jp/tofukozo

深田恭子

武田鉄矢

小池徹平

壇れい

平野綾

松平健

はるな愛

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邦画初の3D長編アニメーション映画『豆富小僧』の
完成披露試写会が都内劇場で行われ、舞台挨拶に
ボイスキャスの深田恭子、武田鉄矢、小池徹平、
平野綾、はるな愛、檀れい、松平健、原作者の
京極夏彦、監督の河原真明、杉井ギサブロー総監督
が登壇した。

本作は、人気作家京極夏彦の「豆富小僧
双六道中ふりだし」(角川文庫刊)を原作に、
母探しの旅の中で成長していく気弱な妖怪の
豆富小僧の冒険を描く。

主人公の豆富小僧の声を担当した深田は声優初挑戦。
「豆富ちゃんが本当にかわいくて!愛おしい存在です」と
すっかり愛着が沸いている様子。

袖引き小僧を演じた小池も声優初挑戦で、
「見た目は小さくてどんぐりみたいな可愛いヤツですが、
『長いものに巻かれろ』というずる賢いところがあって、
そういうところも好きです」と役柄を分析。
そして、アフレコ直前に袖引き小僧のセリフを(小池の
意見で)関西弁に変更したことを明かした。

平野は京極さんのファンだそうで
「学生時代に(原作を)読んでました。
まさかこういう形で…」と緊張の面持ちだった。

檀も声優初挑戦で感激したという。
「いつか声優の仕事をしてみたいと思ってたので、
お話をいただいたときは嬉しくて。ドキドキしながら
楽しく収録しました」と笑顔をみせた。

豆富小僧を怒鳴りつけてばかりいる見越し入道を
演じた松平は
「最近のお父様方は優しくて子供に気を遣っている
ようですが、時にガツンと言うことも必要です。
一生懸命やらせていただきました」と作品をアピール
した。

武田も声優初挑戦で、豆富小僧のお目付役となる
ダルマの声を担当。被災地への思いを熱く語った。
「今こそ、私たちに必要な言葉を探しましょう!私達に
一番必要なのはファンタジーの言葉ではないでしょうか。
おとぎ話からあふれてくる前向きの言葉が、実は、一番苦しいときに、
人を最も励ますのではないでしょうか」。
さらに、「3年B組金八先生」のセリフから
「世界全体が幸せにならないうちは、一個人の幸せはあり得ない」と熱く語り、
会場に向かって「3年B組〜」と呼びかけると、「金八先生!」と金八コールと
大きな拍手が起こった。

支援のために被災地のいわき市(福島県)を訪れたはるなは
「被災地では、みんなで生きていこうという強さや会話がありました。
東京に戻って、会話やゆずり合いの心など大切なものを忘れている
気がしましたが、この映画には忘れてしまったものが詰まっています。
日本中が家族です。みんなで頑張っていきましょう!」と支援を訴えた。

原作者の京極は、
「つらいとき悲しいときに一番役に立つのは笑顔。妖怪は笑顔を与えてくれる
存在です、この時期に公開となることに感じるものがあります」と感慨深げ。

最後に深田が
「豆富ちゃんが、いま自分にできることは何なのか?
自分にしかできないことは何なのかを必死で考え、
自分にしかできないことを見つけ、勇気ある行動を
とります。
この作品を観て、みなさんが何かを考えるきっかけ
になれば嬉しいです」と舞台挨拶を締めくくった。

映画の収益の一部と、劇場に置いた募金箱に集まった募金はすべて、
FNSチャリティーキャンペーン事務局を通して寄付される。

4月29日(金・祝)より 3D、2D同時公開

取材・撮影 福住佐知子

[4月16日アップ]


オフィシャルサイト

http://mahoro.asmik-ace.co.jp/

(写真左から大森監督、瑛太、松田龍平)

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本作は、累計50万部を超えた三浦しをんの直木賞受賞作
が原作。
架空の街・まほろ市で便利屋を営む多田啓介(瑛太)と、
多田の家で居候を始めた同級生の行天春彦(松田龍平)
の痛快でハートウォーミングな物語。
バツイチ30代の二人が奇妙な共同生活を通して“幸せの
再生”を見出す姿を描く。
便利屋を訪れる“珍客”との心温まる交流も見どころとなっている。

30代のバツイチコンビを演じた瑛太と松田龍平。
役柄の設定が自分の実年齢より上だった瑛太だが、「今の自分でとらえた多田を演じようと心掛けて
いました」と自然体で演じたことを明かした。
そして松田は「台本が面白かった。多田(瑛太)とキャッチボールをしながら作っていきました」と役づくりを
振り返った。
疾走するシーンでの苦労を聞かれた瑛太は自分の普段の運動不足を嘆き、「けっこう走りましたね。
制作の人に酸素ボンベを持ってきてもらいました(苦笑)」とエピソードを披露した。

また、今作のテーマが「幸福の再生」ということにちなみ、「幸せだと思う瞬間」を聞かれた瑛太は、
「この大変な状況の中で映画が公開できて、こうして舞台に立つことができた。そして観客のみなさんの
笑顔を見ることができたことが幸せです」。
一方の松田は「この瞬間が、というのではなく、日常が当たり前に過ぎていくことが幸せだと感じている。
さらに、(そのことに)気づくことが大切だと思っています」とコメントした。

外伝「まほろ駅前番外地」が刊行され、現在、週刊文春では
続編「まほろ駅前狂騒曲」が連載されている。
瑛太は「続編が見たいという声も聞いています。みなさんが
あと5回観ていただければ、続編につながるかも…」とお願い
アピール。
大森監督も「連載を読みながら、どうやって撮ろうか妄想して
いる」と早くも続編に意欲を見せていた。

瑛太と松田龍平、4度目の共演となる
映画『まほろ駅前 多田便利軒』が
初日を迎え、主演の二人と大森立嗣
監督が、都内劇場にて行われた上映後の
舞台挨拶に登壇した。

4月23日(土)より 公開中

取材・撮影 福住佐知子

[4月23日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.youkame.com/

感動的な主題歌「Dear」は、中島美嘉が歌っている。

母の日が近いこともあり、東日本大震災の
被災地、宮城県などから取り寄せたという
約1000本の赤いカーネーションが舞台に
華を添えた。

左から 森口瑤子、小池栄子、渡邊このみ、井上真央、
     永作博美、小池栄子、成島出監督 

直木賞作家・角田光代の同名小説を
映画化した『八日目の蝉』が初日を迎え、
都内劇場にて井上真央、永作博美、
小池栄子、森口瑤子、子役の渡邊このみ、
そして成島出監督が登壇して舞台挨拶を
行った。

同作は、愛人の赤ん坊を誘拐し自分の子として育てた
女性と誘拐犯に育てられた娘、二人の女性の生き様を
描いたヒューマン・サスペンス。

誘拐犯に育てられた娘:秋山恵理菜の成長後を演じた
井上は、タイトルにちなんで、蝉の模様が入ったピンクの
ワンピース姿で登場し、「本当に悩み抜いて演じた作品。
(演じた)恵理菜と同じように、ひとつの光を信じて何か
違う景色が見られるんじゃないかと思って頑張りました」
と挨拶。
本作で女優としての成長した姿を見せている。

ルポライター役で出演し、井上と絡むシーンの多かった小池が
「難しい役でした。井上さんがいなかったらやり切れなかった。戦友のような存在です」と感想を述べ、
それに応え、井上は「同じ気持ちです。辛いときも黙ってそばにいてくれた。本当に出会えて良かった」と感謝。
二人は同じ女優としての絆を深め、思い入れの強い作品だけに、感無量の表情を見せていた。

昨年の5月に第1子を出産したばかりで産休返上で本作撮影に取り組んだ永作は、
昨年9月24日に恵理菜を誘拐する雨のシーンでクランクイン。
「鮮明に覚えています。とにかく、この1日が充実したものになればすべてうまくいく、と
願掛けというかプレッシャーを自分にかけました」と撮影を振り返った。
ハードルの高い役に挑み、女優としてやりがいを感じたようだ。
恵理菜の実の母を演じた森口も内面的な苦悩を演じるのに苦労したことを供述。

成島監督は、
「今回は自分も含めて、『あなたならもっと出来る』というモットーで
撮影していた。皆さんが想像以上にやりきってくれたので、本当に
感激しました。一生忘れられないクランクアップになった」と感慨を
あらたにしていた。

また、井上が演じる恵理菜の子供時代を演じた
子役の渡邉このみちゃんが登場し、会場に向かって
「今日は観に来ていただいて有難うございました」と
挨拶をすると、会場からは「可愛い!」という声と
拍手が起こった。

4月29日(金・祝)より丸の内ピカデリー他にて
全国公開中

取材・撮影 福住佐知子

[4月30日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.cinemart.co.jp/k-itakiss/

イタズラなKiss〜Playful Kiss」は、
「韓流α」(関東ローカル)で10〜31日の平日午後3時から、
BSフジで6月7日午後7時から毎週火曜。
セルDVDボックス第1集と第2集(各1万5960円)が発売中、
レンタルDVD全8巻がレンタル中。

韓国ドラマ「イタズラなKiss〜Playful Kiss」の地上波&衛生放送開始とDVDのリリースを記念し、
主演のキム・ヒョンジュンとチョン・ソミンが、フジテレビ(東京都港区)で来日記者会見を行った。

本作は、累計3000万部を発行する多田かおる原作の人気コミック「イタズラなKiss」を、
韓国でドラマ化したラブコメディー。
韓国版ドラマ「花より男子」で花沢類を演じ、ブレイクしたヒョンジュンがIQ200のクールな
天才高校生・スンジョ役を好演している。

東日本大震災の影響により、本来の予定より約1ケ月半遅れの
5月3日に大阪でプレミアムイベントが開催された。
大阪でのイベントについてヒョンジュンは、「日本のファンが明るい姿を
見せてくれて良かった。楽しい雰囲気でドラマに高い期待を持っている
ことがわかった。僕自身も何かの形で力になりたいと思っています」と
日本への思いを語った。
ソミンも「思っていたよりも(日本のファンが)明るく迎えてくれたので、
逆に私が元気をもらえました」とコメントした。

役作りについて、ヒョンジュンは
「僕自身は、スンジョとは違う。あんなに賢くもないし、散漫なところもあるタイプです(笑)。
撮影では賢く見せる演技が大変でした」と振り返った。
スンジョに一途な恋をするヒロイン・ハニを演じたソミンは
「原作が非常に有名なのでプレッシャーがありました。私自身はハニとは似ている部分もあるし、
理解できないところもあって、役作りは大変でした」と新人らしい初々しいコメント。

撮影時のエピソードを聞かれたソミンは、
「悪口ではなく、仲良くなったから話せるのですが…」と前置きし、「ヒョンジュンさんが眠るシーンのとき、
本当に眠ってしまって。イビキをかいていました(笑)」と暴露。

ヒョンジュンは「そう、本当に眠ってしまいました」と笑顔を見せ、別のエピソードを披露。
「私は虫が苦手なのですが、山のある地域で撮影したときはとんぼがたくさんいて、本当に怖かった。
蚊に目の辺りを刺さされたこともありました。虫は大嫌いで、野獣より怖いです」と意外な一面を見せていた。

タイトルにちなみ、印象的だったラブシーンを聞かれたソミンは、「雨の中のキスシーン」をあげた。
「撮影当日は体調が悪く、撮影中は気づかなかったけれど、出来上がった映像を見たら思ったよりも
濃厚なキスシーンになっていて驚いた」と語った。どんなシーンになっているのかはチェックしたいところ。
最後に二人は、「8月に、また明るい姿でみなさんとお目にかかれれば嬉しいです」と笑顔でファンに
メッセージを贈って、会見を終了した。

同日、8月2日に、東京国際フォーラムでプレミアムトーク&ライブが開催されることが発表された。
大阪で行われたイベントと同様に、収益の一部は東日本大震災への義援金として
寄付されることも発表された。

[5月7日アップ]


オフィシャルサイト

髪を短く切って、男っぽいイメージのヒョンジュン

http://ookike.gaga.ne.jp/

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竹野内豊がコメディに初挑戦した映画『大木家のたのしい旅行
新婚地獄篇』の初日舞台挨拶が都内の劇場にて行われ、
主演の竹野内豊と水川あさみ、前田司郎監督が登壇した。

『さまよう刃』(09)、『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』(11)など、
硬派な作品の印象が強い竹野内だが、
「本作のオファーをもらった時は素直に嬉しかったです。本当に面白い
台本だったので、これはもう踏み込んでしまえと思いました。今まで
ご一緒するチャンスのなかった皆さんと撮影ができた。刺激的で、
いい勉強をさせてもらえた」と満足した笑顔をみせた。

岸田國士戯曲賞、三島由紀夫賞など、数々の賞に輝く人気劇作家・
前田司郎の小説を映画化したハートウオーミング・コメディー。
竹野内と水川が演じる大木信義&咲の夫婦は、長い同棲生活の末に結婚し、
既に倦怠期に突入した夫婦。ひょんなことから地獄旅行ツアーを体験することになる。

竹野内は水川の印象を「クールな女性かと思ったら、無邪気で天真爛漫。
明るくてかわいらしい女性。水川さんだったからノブを自然に演じられた。
これくらい誉めればいいかな?」と問いかけながらも絶賛。
それを聞いた水川は「有難うございます!」と笑顔をはじけさせ、
竹野内について「今までは、クールで硬派なイメージを抱いていましたが、
ご一緒してノブと似てるなと思いました。
優しくて、ゆっくりしてる方です」とお互いに
誉めあって息のあったところを見せていた。

前田監督もふたりについて「本当の夫婦が現場にいるようで、無理することなく自然に撮れた感じでした」
と語り、和気あいあいとした現場だったことを明かした。

そして、樹木希林、片桐はいり、荒川良々、でんでん、南海キャンディーズの山里亮太といった
個性豊かな共演陣についても話が弾んだ。3人とも撮影中、笑いを堪えるのが大変だったと激白。
樹木の演技に圧倒されたという水川は、「声のボリュームも大きく、迫力がすごかった。
“勝手に3D”みたいな(笑)」と素直な印象を語った。

一方の竹野内も「樹木さんと片桐はいりさんの2ショットを一緒に見られるなんて、
『うわー、ぜいたくだな』と。特に希林さんは(演技中)何やってくるかわからないんですよ。
本当におかしかった。ひざをつねって笑いを我慢してました」と、撮影中のエピソードを
披露した。
水川は「良々さんとのシーンは、おかしすぎてOKが出ないんじゃないかと思った」と
自らの笑い上戸振りを吐露。

最後に竹野内は、
「本作では地獄を悪い人が罰せられる恐ろしい所ではなく、大切なものを
置き忘れてしまってそれを再確認する前向きな場所として描かれているところが
好きです。地獄旅行、なかなか良かったと僕は思ってます」とメッセージして締めくくった。

5月14日(土)より
大ヒット公開中

取材・撮影 福住佐知子

[5月14日アップ]


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http://wwws.warnerbros.co.jp/buddha/

写真前列左から 吉岡秀隆、吉永小百合、堺雅人、観世清和、
後列左から 森下孝三監督、黒谷友香、観世三郎太、藤原道山 

手塚治虫原作の人気漫画を映画化した「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」の完成披露試写会が
東京・丸の内TOEIで行われ、森下孝三監督と共に、ヴォイスキャストの吉永小百合、堺雅人、
能楽観世流二十六世家元の観世清和、吉岡秀隆、黒谷友香、観世三郎太、本作のメインテーマを
手がけた尺八演奏者の藤原道山が上映前の舞台挨拶に登壇した。
この模様は東日本大震災で被災した宮城、福島を含めた全国14劇場に中継された。

本作は、1989年に逝去した漫画家・手塚治虫の代表作の一つで、
仏教の開祖・シッダールタの生涯を描いたコミック「ブッダ」初の劇場アニメ。
3部作の第1部となる本作では、シッダールタの誕生からブッダとなる前の姿を描いている。
キャストたちによる舞台挨拶前に、尺八奏者の藤原が映画のメインテーマほか2曲を
演奏し、会場を盛り上げた。
主題歌を担当するX−JAPANの「Scarlet Love Song」のVTRも流された。

ナレーションと奴隷の少年・チャプラの母の声を担当した吉永は、
「素敵な息子(堺)と一緒にワクワクしながらスクリーンを見つめて
演じました」と笑顔でアフレコ時を振り返った。
そして、5月9日に宮城県・名取市を訪問したことを明かした吉永は
「まだ信じられないような光景が港にも普通の田畑にもありまして、
本当に大変なことが起こったんだと思いました。私たちはもっともっと
長くサポートしていかなければならないと強く感じました」と
心痛な面持ちで継続的な支援を訴えた。

被災地でも中継されているのを知った堺も「みなさんにご挨拶ができて
嬉しい」と笑顔で語りかけ、「いろんな意味で第一歩になる作品だと
思っています」と思いを伝えた。

シッダールタの父の声を担当した観世は、
能以外のジャンルでの仕事は初めてと明かし、
「能は鎮魂の舞台と言われています。本作は、
生と死という普遍をテーマにした能と通じる作品
だと思います」と真摯に語った。
観世の息子である三郎太は父との親子共演を
喜ぶコメントをした。

声優初挑戦となった黒谷も
「スタッフやキャストのみなさんのお力を借りて
務めることができました」と充実した表情を
見せていた。

シッダールタの声を担当した吉岡は、
「こんな僕がシッダールタを演じたことに恐れ多い
気持ちでおります」とブッダの偉大さに弱気な表情。
「ブッダが混迷の時代の中、答えを探そうと踏み
出した一歩が今を生きるわたしたちの心の糧に
なるよう祈っています」と続けた。

今年の4月まで絵コンテを描くなど実質6年
かかって映画を完成させたという森下監督は、
「やっと終わったという感じ」とホッとした様子。
「ブッダというタイトルで宗教的なイメージを
持たれると思いますが、ブッダを中心に生きる
人々の命のドラマを撮りました。
観終わられた後は、お釈迦様との距離が
かなり近く感じられるのではないかと思います」
と作品をアピールした。

最後に吉永は、
「私は子供の頃から映画に励まされ感動し、
今、映画俳優として生きています。スポーツや
音楽と共に映画が、震災で傷ついた方のお心を
少しでもいやすことができたら…元気になって
いただけたら…と今切に願っております」と
真心をこめたメッセージを贈り、会場は温かい
拍手に包まれた。

5月28日(土)より 全国東映系にて
公開

取材・撮影 福住佐知子

[5月22日アップ]


オフィシャルサイト

「平清盛」

2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」に出演の女性キャストが決定し、
都内・NHK放送センターにて発表会見を行った。
主演の松山ケンイチの他に深田恭子、成海璃子、加藤あい、和久井映見、
武井咲、田中麗奈、壇れい、りょう、松雪泰子と美人女優たちが勢ぞろいした。
深田と和久井以外の女優は大河ドラマ初出演というフレッシュな顔ぶれになった。

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/

2012年1月より放送予定(全50回)

豪華女優陣が勢ぞろい 美の競演

武井咲

成海璃子

松山ケンイチ

深田恭子

成海が演じる平滋子は大酒飲みの女性、未成年の成海がどのように演じるかも見所のひとつ。

清盛の後の妻・平時子を演じる深田は
「時子はとても意思が強く、平家の中でも重要な役割を果たした
女性だと思います。時代を作った荒々しい清盛を支えた強い妻を
たくましく演じることができれば」と抱負を語った。

平安時代末期を舞台に、平清盛の生涯を描く本作で主演を演じる
松山は
「美しい方たちばかりで、男性キャストの発表会のときよりもすごく
緊張しています」と挨拶。
「今日女性キャストの皆さんにお会いして、少し話を聞けてとても
モチベーションが上がりました」と顔をほころばせた。

武井が演じるのは平清盛と源義朝、
二人の男から愛された悲運の女性・
常盤御前。
「私はまだデビューしてから2年もたた
ないのですが」と緊張した様子で語り、
「出演させていただけることをとても
光栄に思っております。(時代劇
初挑戦で)何から始めていいのか
わからない。一から時代劇を学んで
一生懸命演じさせていきだきます」と
率直な思いを明かした。

女優陣は松山の印象を「役に対して深く真しに入り込む俳優さん」(深田)、「神秘的でふんわり穏やかな
印象」(加藤)、「印象よりも熱い男で、目がキラキラしている」(田中)と称賛。
松山は「ありがとうございます」とお礼を言いつつもしきりに照れていた。そして「こうしてお会いして
モチベーションも上がりました。足を引っ張らないよう、いい意味でぶつかっていけたら…」と決意を新たに
した。

最後に松山は、
「清盛は女性にちょっと弱い男」だと分析し「平安時代の女性は、
奥ゆかしかったり、大胆だったり、いろんな愛の形を大事にしていたし、
それが優雅な美しさにつながっているのだと思う。そういうところで感動を
与えられるのだと思います」と熱く作品をアピールし、会見を締めくくった。

藤原宗子を和久井映見、由良御前を田中麗奈、
藤原璋子を壇れい、堀河局をりょう、藤原得子を
松雪泰子と豪華女優陣が演じる。
男性キャストには中井貴一、玉木宏、小日向文世、
藤木直人、三上博史らが決定している。

写真前列左から 成海璃子、深田恭子、松山ケンイチ、武井咲、松雪泰子
後列左から 加藤あい、和久井映見、田中麗奈、壇れい、りょう 

取材・撮影 福住佐知子

[5月28日アップ]


オフィシャルサイト

http://wwws.warnerbros.co.jp/parakiss/

6月4日から全国で公開中

五十嵐隼士

賀来賢人

加藤夏希

大政絢

続けて向井も
「やっとお観せすることができて幸せです。そのために
僕たちも頑張ってきました」と感慨もひとしおの様子。
メガホンをとった新城監督も
「シンプルに単純に楽しめるエンタテインメントを作った。
作品の中にファッションやメイク、セリフなどを散りばめた
ので、何かを考えるきっかけになればうれしい」と語った。

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累計発行部数600万部突破の
矢沢あいの同名コミックを実写
映画化した映画『パラダイス・キス』
の初日舞台挨拶が都内劇場にて
行われ、
北川景子、向井理、五十嵐隼士、
大政絢、賀来賢人、加藤夏希、
新城毅彦監督が登壇して
満員の客席を沸かせた。

本作は、平凡な女子高生・早坂紫(北川)が、ある出会いをきっかけにファッション
モデルとしての道を歩み始める…。女の子の憧れと共感がいっぱい詰まった映画。

公開初日を待ちわびていたキャストたち。
北川は、やや緊張の面持ちで
「1日も早く皆さんにお届けしたいと思っていたので、
今日が迎えられてうれしいです」と客席に向かって
思いを伝えた。満員の客席からは温かい拍手が
巻き起こった。

原作のビジュアルを見て、ヒロインのプロポーションの
良さに驚いた北川は差し入れの甘いものも我慢して、
「撮影中は“パラキス”ダイエットに励みました」と
当時を振り返った。

昨年の猛暑の夏に撮影が行われたという本作、
向井は「アトリエのセットではすごく暑くて、40度くらい
あって、その撮影期間は一番きつかった」と苦笑しながら
撮影時のエピソードを披露した。
新城監督は
「衣装やメイクなどビジュアルをチェックすることが多く、
ロケは東京をメインにやっていたんですけど、なかなか
許可が下りずハードルが高かった」と苦労を明かした。

実和子を演じた大政は、「これまではクールな役が多かったので、今回は可愛らしさを出すのに
苦労しました」と、慣れない役柄に苦戦したことを明かした。
そんな実和子の彼氏でロックな身なりの嵐を演じた賀来は、「実は金属アレルギーなんです」と
話し、会場を沸かせた。
本作で女装をしているイザベラを演じた五十嵐は、「役者としての幅は相当広がりました」と、振り返った。

ジョージのライバル・麻生香を演じた加藤は、
「『パラダイス・キス』が映画になると決まった段階で関わらさせていただいて、『どうしても私は香ちゃんの役を
やりたい』とお願いして演じることができたので、嬉しかった反面、『なんで自分でハードル上げちゃったんだろう』
とプレッシャーの中でお芝居をしていました」と心境を吐露した。

子供の頃の夢を聞かれた北川は
「病院に通うのが好きで、白衣にあこがれていました。お医者さんとか
宇宙飛行士になりたかった」。
向井は「自活して自分で生きていくことが夢だった。無人島で
自給自足とか…」とユニークな夢を披露。
劇中、女装して頑張った五十嵐は「社長」、賀来は「カリスマ」、
大政は「子供が好きなので保育士」、加藤も「保育士」、
新城監督は「小説家になりたかったけれど、文才が無くあきらめた」と
それぞれの夢を語った。

途中、向井が青いバラの花束を北川にプレゼントするというサプライズ演出があり、
「よく頑張ったね」と向井に頭をなでられた北川は「嬉しすぎて、びっくり」と
満面の笑みを浮かべて喜んでいた。

“Paradise Kiss”のメンバーが活動の拠点とするアトリエなど原作の世界を
再現しながらも、ラストには原作と全く違う映画オリジナルの結末が用意されている。

写真左から 新城監督、賀来賢人、五十嵐隼士、北川景子、向井理、大政絢、加藤夏希

取材・撮影 福住佐知子

[6月5日アップ]


オフィシャルサイト

http://tokyo-park.jp/

カメラマン志望の大学生・光司は「ある女性を尾行して撮影してほしい」という奇妙な依頼を受ける。
このことがきっかけで自分の周囲の3人の女性たちと向き合い、彼自身も少しずつ成長していく…。

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写真左から  榮倉奈々、三浦春馬、小西真奈美、井川遥

光司の義理の姉・美咲役の小西は
「私は実際に弟がいないので緊張したけれど、
撮影では意外にスムーズに掛け合いができました。
自分の中に新たな発見をすることができました」
と今回の役を振り返った。

光司のカメラに撮影され続けるミステリアスな女性・百合香を演じた井川は
「セリフの無い役だったので戸惑うところもありましたが、監督から『存在そのもので
いてくれればいい』と言われ、楽になりました。人と人とのつながりを温かく描いた
映画です」と本作をアピールした。
普段から自身の子供を連れて公園を散歩するという井川は「うちの子を置いて
散歩に来ちゃった、という気持ちでした」と笑顔で語っていた。

映画『東京公園』完成披露記者会見が都内で行われ、
主演の三浦春馬、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥、青山真治監督が出席し映画について語った。

本作は、「東京バンドワゴン」の小路幸也の小説が原作で、
『ユリイカ』の青山監督が『サッドヴァケイション』以来およそ4年ぶりにメガホンをとった。

主演の光司を演じた三浦は「これまでの役の中で、一番自分に近い」と明かし、
「普段はスローテンポだけど、周りに合わせられる人間。自分のペースを守りつつ、
秘めた陰の部分もあって魅力的な役でした。興味を持ってやらせていただきました」
と強い思い入れを語った。
初共演した3人の美人女優の印象を聞かれた三浦は
「絶対聞かれると思ったんですが、そういう質問はニガテなんです…」と返答に困り、
青山監督から「『(女優さんたちが)美し過ぎて見ていられなかった』と言えば
いいんだよ」とフォローされて「そうですね!」とほっとした
表情を見せる一幕もあった。

光司の幼なじみの富永を演じた榮倉は、
「富永は食べるシーンが多い。食べるのが好きなところは
同じです。こたつのシーンでは、みかんを眺めながら
ぼーっと過ごしたり、いろんな空気感に助けられて
すんなり幼なじみという空気が作れたと思います」
と振り返った。

青山監督は、今回のキャスティングについて
「爽やかさを基準に選ばせていただきました」と明かし、主演の三浦については「いるだけで爽やかで、
男の僕が言うのもなんですが、まぶしいような美しいさわやかさ」と絶賛し、三浦を照れさせていた。
他のキャストにも触れ、「榮倉さんはショートカットが爽やか。小西さんはサバサバした爽やかさ。
井川さんは、こんなに公園の緑が似合う人はいないと思った。爽やか統一ができたことを誇りに思っています」
と語って、会場を笑わせた。

三浦は、終盤の長ゼリフのシーンで「一発が出て、監督が『素晴らしい!』
と言ってくださって…。普段は褒めない方なんですが、そのカットだけ褒めて
いただいて、僕には監督の心からの叫びに聞こえました。その言葉は、
役者として一生の宝物になりました」と感無量の面持ちだった。

小西は印象的なシーンとして大島でのロケでの岬の端での強い風の中でのシーンを挙げ
「仁王立ちで、スタッフの方が風よけの毛布を持ってくださっている中で撮りました」
と撮影の裏側を明かしていた。

6月18日より新宿バルト9他にて
全国公開

取材・撮影 福住佐知子

[6月11日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.bara-samu.com/

写真左から森奈みはる、神田沙也加、古田新太、天海祐希、藤木孝

キャストの登場シーンもそれぞれ印象的で、
華麗なアクションに加え、豪華な衣装も楽しめる。

新感線の大ファンだったという神田は初参加に大感激。
実物の五右衛門(古田さん)との共演に
「本当に漫画のようなキャラクターで大感動でした」と
大興奮。
古田は「ほとんどドラえもん扱いです」と言いながらも
まんざらでもない様子だった。

天海について共演者で宝塚の後輩でもある森奈は
「宝塚時代のファンの方が(舞台を)見たら失神すると
思いますよ」とファンの期待をあおったので、
天海が「もういいから、黙りなさい」と照れる場面も。

天海との共演について聞かれた古田は
「毎日、ドキドキしながらやっていました。顔と顔が近い
シーンでは唇をつけてもよかったけどね」とコメントすると、
天海は、「そういうことを言っていますけど、古田さんは
ジェントルマンで絶対にしないんですよ〜!シャイな人
なんですよ。やることはやるし舞台でも光り輝くけど、
その反面、気配りもするし、繊細で周りを気にしている
人。でもそういうことを言われたくないんですね」と古田を
称賛した。

天海の劇団☆新感線への参加は、2003年の
「阿修羅城の瞳」以来7年ぶり。
「ずっと出してほしいと言ってたのに、7年たってしま
いました」と待望の登板だったことを明かした。
アンヌ役について「最初はコスプレがあると聞いて、
『えーっ』って思いましたが、楽しそうでワクワク
しながらやりました」と振り返った。
劇中、勇ましい海賊から華麗な女王まで
披露する天海の七変化はたまらなく魅力的だ。

まず、主演の古田が観客にむけて
「いらっしゃいませ〜。(作品は)まあまあいいんじゃないでしょうか」、
「ざっと観ていただければ…」と余裕の表情で
ゆる〜い挨拶を連発し、会場を笑わせた。

本作は、デジタルシネマの最新技術によって収録。
古田演じる石川五右衛門と、天海演じる女海賊
アンヌ・ザ・トルネードが、歌に笑いにアクションにと
大活躍を繰り広げる極上のエンターテインメント。

映画『ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」』の完成披露試写会が
都内劇場にて行われ、出演者の古田新太、天海祐希、
神田沙也加、森奈みはる、藤木孝が劇場後方より観客の
間をぬって登場し、舞台挨拶に立った。
劇団☆新感線30周年興行として昨年上演。
09年に公開されたゲキ×シネ「五右衛門ロック」をさらに
進化させたパラレルストーリー。

ベテラン俳優の藤木は
「アップになった2人の顔(天海&古田)の汗が
浮かび上がって美しい!」とゲキシネならではの
魅力をアピールし、主演の2人を称賛した。

6月25日(土)より新宿バルト9他にて
全国公開

取材・撮影 福住佐知子

[6月18日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.mighty-thor.jp/

そして、
「今回はとても大きな経験であり、素晴らしい
スタートになった」と誇らしげに語った。
ハリウッドの現場について浅野は
「驚きの連続。機材、セット、衣装、メイク、
すべてにおいて準備されているものの数も
時間もすごい。アクションにかけるトレーニング
も用意されていた。物質的にも時間的にも
とんでもない規模だった」と振り返った。

今後も海外作品への参加が続く浅野は、現在はロンドンでキアヌ・リーヴス
主演の話題作『47RONIN』(原題)を撮影中。
「すべてはタイミングだが、これからもさまざまな作品に出演したい。もちろん
日本映画に育ててもらったので、これからも関わらせていただきたい」と
謙虚ながらも今後の更なる活躍へ意欲を見せた。

浅野は、
「自分の祖父がアメリカ人ということもあり、子どもの頃から
いつかアメリカ映画に出て、おじいちゃんに会いにいきたいと
思っていた。(この映画の撮影中に)お墓参りができて、
やっとおじいちゃんに会うことができました」と念願がかなった
喜びを語った。

神の世界で最強の戦士であったソーは、
横暴と傲慢のため神々の王オーディンの
怒りを買い、地球へと追放されてしまう。
天文学者ジェーンとの出会いで心を入れ
替えたソーは、力を失ったまま地球と神の
世界の両方の危機に立ち向かい、戦いを
繰り広げる。

3D映画『マイティ・ソー』でハリウッドに
初進出を果たした俳優の浅野忠信が、
仕事中のロンドンから急きょ帰国し、
都内のホテルにて記者会見を行った。

『スパイダーマン』や『アイアンマン』などを
手掛けてきた、マーベル・スタジオにとって
初3Dのヒーロー映画となる本作。
マーベルの同名コミックを実写映画化した
アクション大作。

主人公ソーが北欧神話の雷神「トール」から
インスピレーションを受けていることにちなみ、
テスラコイル(静電気発生装置)を用いた
雷の演出と共に浅野が登場し、報道陣を
驚かせた。

同日、ケネス・ブラナー監督からのビデオメッセージが上映された。
監督は浅野について「タッド(浅野)は、まれな存在感を放つムービースター。彼は静かな中に知性を
感じさせつつ、猛烈な戦士の印象を与えている。優しく礼儀正しいし、非常に熱心だ。共演者やスタッフ
からも好かれていた」と絶賛し、浅野を喜ばせた。
さらに、監督は東日本大震災にも触れ、「愛する人を亡くされた日本の皆さんに、お悔やみを申し上げます。
皆さんがこの試練を乗り越えることを確信しています」とメッセージを送る場面もあった。

ナタリー・ポートマンやアンソニー・ホプキンスなどの豪華な共演者については、
「舞い上がって緊張したけど、(共演者は)皆さん優しいし、表現に対して
真剣だった。彼らを間近で見て、自分のやってきたことは間違いではなかったと
再確認しました」と感無量の様子で語った。
浅野は、ソーを守る三銃士の一人で果敢な戦士ホーガンを演じている。

特別ゲストとして映画『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ』で共演し、浅野の妻を演じた
松たか子が赤い薔薇の花束を持って、浅野のハリウッド進出を祝福するために駆けつけた。

松は、「新たな一歩を踏み出されたことを、すごく
素晴らしいことだなあと思っています」と浅野を祝福。
そして浅野が「『ヴィヨンの妻』のダメ夫が神の世界に行きました(笑)」と
笑顔でコメントすると、松も「よくぞ立派になられました(笑)。浅野さんは
どこへ行ってもたくましくやっていける俳優さん」とまさにぴったりのコメントを
返し、息の合ったところをみせて会場を盛り上げた。

7月2日(土)より丸の内ルーブル他にて
全国公開(3D/2D同時公開)

取材・撮影 福住佐知子

[6月25日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.ogawa-no-hotori.com/index.html

本作は、日本の原風景が残る山形県各地でロケを敢行しており、美しい自然も映画の見どころの
ひとつとなっている。

写真左から勝池涼、藤竜也

写真左から 篠原監督、松原智恵子、片岡愛之助

映画『小川の辺』の完成記者会見が都内で行われ、
主演の東山紀之を筆頭に、共演者の勝地涼、片岡愛之助、松原智恵子、
藤竜也、そして篠原哲雄監督が出席した。
東山と篠原監督は『山桜』(08)に続き、再びタッグを組んでいる。

本作は藤沢周平の「海坂藩大全」(文芸春秋社刊)の中の一篇「闇の穴」
(新潮文庫刊)を原作に、親友であり妹の夫でもある男を討てと藩命を受けた
武士の苦悩の姿を通し、義と情の世界を描いた物語。

東山は本作を携えて東日本大震災の被災地を含め、日本各地を回ってプロモーションを行ってきたが
「撮影では、山形のみなさんをはじめ東北の方々のお世話になりました。実際に(被災地の)皆さんと
お会いすると明るくて、逆に僕らが勇気をもらいました」と映画の撮影が行われた東北地方への思いを
はせ振り返った。

父親役の藤は
「これまで家庭でも立派なお父さんだと言われたことは
なかったけど、今回立派なお父さんをやらせていただき、
役者冥利につきます(笑)」とコメント。
東山については「イメージ通りストイック。こんなにさかやき
(ちょんまげ)が似合う俳優はあまりいない」と感想を
述べた。

藩から上意討ちの命を受け、妹の夫を斬らなくてはならない主人公・戌井朔之助を演じた東山は、
作品について「藤沢先生の作品には家族の愛が多く含まれていて、発見や気づかされることが多いです。
心のあり方、どう生きるかを演じるうえで教わることができました。それを自分の生き様の中に取り込んで
いけたらと思います。今回の震災では普通のことが幸せと感じ、そんな幸せを大切にしていきたいと改めて
感じました」と今作への出演が実り多い経験だったこと明かした。

朔之助に仕え、朔之助の妹・田鶴に思いを寄せる
新蔵を演じた勝地は、藤沢作品初挑戦となる。
「日本は大変なときですが、この映画から人が人を
思いやる気持ちが皆さんに伝わればいいなと思って
います」と初々しくコメント。
本作については「古き良き日本人の凛とした強さ、
清らかな心を感じさせてくれる」と印象を語った。
東山との共演については
「飲みに連れて行ってもらって、勉強になるお話を
いっぱい伺いました」と爽やかな笑顔を見せた。

舞台公演の合間をぬって駆けつけた田鶴の夫役の片岡は、かつて舞台で
藤沢作品の「蝉しぐれ」にも出演している。
藤沢作品の小説の大ファンであることを明かし、本作での東山との激しい
殺陣シーンについては「道場に通って四苦八苦しながら勉強しました。東山さん
と合わせる時間は少なかったのですが、東山さんは運動神経抜群で、すぐに
入ってこられました」と語り、東山の身体能力を称賛した。

東山の母親役を務めた松原が椅子に座ろうとすると、
東山が手を引いてエスコートする場面も見られた。
そんな松原は、東山の現場での芝居への取り組み方を
絶賛。「(東山は)いつも立っていました。座っている
ところをほとんど見たことがなかったです」と振り返った。

初共演の菊地凜子について、東山は「映画『バベル』で強烈な印象を持っていたので、
エキセントリックな方かと思っていたらすごくきちんとした自立した素晴らしい女優さん
でした」と印象を語り、「僕の誕生日に、菊地さんが『東山さん、誕生日イエーイ!』
と言ってくださり、僕も『イエーイ!』とちょんまげ姿で返しました(笑)」と撮影時の
エピソードを披露し、会場を沸かせた。

7月2日(土)より
全国公開

取材・撮影 福住佐知子

[7月2日アップ]


オフィシャルサイト

http://yell-movie.com/

ステレオポニー

ステレオポニーのメンバーから
「スクリーンで阿部さんを観たとき久しぶりに、にいにい(仲宗根さん)
に会えた気がして涙が止まらなかった」と言われ、その言葉に阿部は
感激もひとしおの様子だった。

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写真左から バンド・ハイドランジアのメンバーを演じた森崎ウィン、矢野聖人、桜庭みなみ、野村周平

バンドのメンバーを演じた矢野(ギター担当のユウヤ)、
森崎(ドラム担当のカイ役)、野村(ベース担当の
キヨシ役)は1ヶ月の合宿生活を送って役作りに励み、
絆を深めていったことを明かした。
劇中、ライブシーンもあり、桜庭は「クランクアップは
ちょっと寂しかった」と沖縄での日々を振り返った。

映画『天国からのエール』の完成披露試写会が都内で開催され、阿部寛、ミムラ、桜庭ななみ、
矢野聖人、森崎ウィン、野村周平、そして熊澤誓人監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は2006年にNHKでドキュメンタリーが放送され、2010年にはノンフィクション「僕らの歌は弁当屋で
生まれた・YELL」として書籍も発刊された実話を映画化した感動作。
沖縄の美ら海水族館で有名な本部町にある無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」の設立者で、2009年に
がんのため42歳で亡くなった仲宗根陽(ひかる)さんの実話を基にした映画。
実際のあじさい音楽村をはじめ、オール沖縄ロケが敢行された。

私財を投じてスタジオを設立し、自らの余命がわずかであることを知っても懸命に若者たちを
応援し続けた主人公の陽を演じた阿部は、
「仲宗根さんは人のために何事にも全力でぶつかっていき、それが必ず人に伝わると信じて生きた人。
彼の人生をどうやって演じるか、責任感と怖さを感じました。でも撮影で実際に沖縄に行ってみると、
ご家族や生徒たちが支えて下さり、(仲宗根さんの)お母さんは『陽が帰ってきた』と息子のように
接してくれました。そんな中で沖縄の空気に浸って彼の痕跡を探りながら、演じきることが出来ました」
と感慨深げに挨拶。

陽の妻を明るく演じたミムラは
「阿部さんとは初共演ですが、スクリーン越しにすごい存在感や密度を
感じていたので、それに負けないようにと考えました。阿部さんのお力を
借りて、阿部さんの演じる陽さんの妻を演じようとしました。とにかく
100%真っ向から喧嘩ができる関係でいようと考え、演じました」
と振り返った。

桜庭は、あじさい村からプロを目指すバンドの
女性ボーカル役。ギターにも挑戦した。
「練習は大変でしたが、楽しかったです。手の
マメがカチカチになるのを楽しみに頑張りました」
と笑顔を見せた。

本作で、長編デビューを飾った熊澤誓人監督は
「仲宗根さんが亡くなって、まだ1年も経っていなかっただけに
スタッフ、キャストのプレッシャーは大きかったはず。僕自身も
初監督で緊張したが、大きな喜びを感じながらの撮影でした」
と感無量の様子。

特別ゲストとして、映画のモデルとなった沖縄の音楽スタジオ
「あじさい音楽村」出身であり、本作の主題歌「ありがとう」を
歌う「ステレオポニー」も登場し、会場は大きな盛り上がりを
見せた。3人はあじさい村の若者たちがメッセージを書き込んだ
応援ボードを阿部に手渡した。

最後に阿部は「人と人との関わり合い、成長、人の力強さというもの
がしっかり描かれている作品。今も多くの若者がスタジオで夢を追い
かけている。ぜひ皆さんにも、彼らを応援してもらえれば…」と
役柄そのままに、若者たちへエールを贈った。

仲宗根さんはがんを患い亡くなったが、彼が遺した
「あじさい音楽村」にはいまも多くの若者が集い、
プロを目指して活動している。

10月1日(土)より
全国公開

取材・撮影 福住佐知子

[7月9日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.ohshika-movie.com/

大楠道代

瑛太

佐藤浩市

松たか子

加藤虎ノ介

原田芳雄

小野武彦

阪本順治監督

でんでん

小倉一郎

石橋蓮司

冨浦智嗣

阪本順治監督の記念すべき監督20本目の映画『大鹿村騒動記』のプレミア試写会が
新宿バルト9にて開催され、大楠道代、佐藤浩市、松たか子、冨浦智嗣、瑛太、石橋蓮司、
小倉一郎、でんでん、加藤虎ノ介、小野武彦、阪本順治監督が登壇した。
なお、主演の原田芳雄は5月に腸閉塞と肺炎を併発しており、加療中にも関わらず
主演作という思いから病を押し、車椅子でフォトセッションからの登壇となった。

本作は、長野県大鹿村に300年以上に渡って伝わる大鹿歌舞伎と、そこに関わる人々の
悲喜こもごもを描いた人間ドラマ。

大楠は「大鹿村はとても寒かったです。でも村の方々がとても温かったです。
ほぼ合宿状態で、撮影をやって宴会をやって、また撮影して宴会やっての
毎日でした」と、楽しそうに撮影時を振り返った。

佐藤は「ベテラン勢ばかり。要は年寄りが多いです」
とジョークで挨拶し、続けて「現場に行くと控え室に
行って、まず皆さんをお迎えして挨拶からはじめる。
非常にフレッシュな若かりし頃を思い出しました」
と語り、会場を笑わせた。

松たか子は「先輩だらけの現場でした。皆さん
芝居も面白いんです!」と目を輝かせた。

瑛太は「貴重な時間でした。みなさんの思い出話や、
蓮司さんの面白い話が聞けました」と笑顔で振り返り、
「やらないよりは思い切りやった方が良い。遊ばないより
は思い切り遊んだ方が良い。そんなことを感じました。
素晴らしい映画です」とアピール。

一番若手に当たる冨浦も
「この映画に出させていただいた
ことを誇りに、生きて行きたいです」と、
誇らしげにコメント。

阪本監督は豪華キャスト陣を見渡し、
「この顔ぶれなので、僕から言うことはないので存分に笑って
楽しんでください」と挨拶。
撮影には地元の村民を含め850人のエキストラが撮影に
参加したという。

フォトセッションで車椅子に乗った原田が登場すると、会場から大きな
拍手が起こった。
原田は加療中のため声が出づらく、共演者の石橋が「今日はどうも
ありがとうございます。どうぞごゆっくりご覧ください」とメッセージを代読。
会場からさらに大きな拍手がわき起こった。
名優・原田は、目に涙を潤ませながら声援にこたえていた。共演陣に
囲まれるようにして、いつまでもやまない拍手の中、原田は舞台を後にした。
舞台では、キャスト陣の原田へのいたわりと尊敬の念が見て取れた。

クセのあるベテラン俳優陣の共演が見所。
主題歌は故・忌野清志郎の「太陽の当たる場所」に決定している。

7月16日(土)より 丸の内TOEI 他にて
公開

取材・撮影 福住佐知子

[2011年7月16日アップ]


オフィシャルサイト

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